弁理士田中ブログ

中国代理人の価格競争

11/7/2017

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毎日のように中国の代理人から新規取引きのメールがきています。
今回、代理人が決まっていない案件があったので、バータ取引きができるなら依頼しても良いという回答をしたところ、すぐにプライスリストが送られてきました。
中国の代理人に共通することは、とにかく価格。
ディスカウント価格の料金表が送られてくるのですが、正直、こちらは値段よりもクオリティを重視しているので、ここでミスマッチ。

さて相手の料金表をみてびっくり。
オフィシャルフィー込みで商標出願1000元。
地方の事務所ならまだしも北京の事務所でこの値段です。
値段が安すぎることに不安すら覚えます。

こちらのプライスリストも要求してくるのですが、価格競争をしていない弊所なので、料金表を出すことすらはばかられます。

安い値段を提示して取引きしようとする方法は、少なくとも日本の事務所には通用しないし、日本の事務所に対してベストプライスを要求してくるのも失礼な話しです。

田中特許事務所が現地代理人を選任するのは価格ではありません。
当たり前のことを当たり前にやってくれればそれだけで十分なので、そのような雰囲気を提供してくれれば、それが取引き開始の引き金になります。
最初の案件の結果をみて、次も取引きするかどうかを決めるわけですが、こちらに負担をかけずに手続きをしてくれればそれで満足なのです。

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